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検索順位が下がったら?原因の確認手順と対応を決める判断基準

検索順位が下がったら?原因の確認手順と対応を決める判断基準

検索順位が下がったと気づくと、「記事をリライトしたほうがよいのでは」と考えるかもしれません。

ただ、順位の変化だけでは、原因や必要な対応までは分かりません。

Webuzzでも記事の検索データを比較すると、平均掲載順位が改善している一方で、表示回数は減っているケースがありました。

修正する前に、どのページで何が変わったかを確認することが大切です。

この記事では、Webuzzの実データをもとに、原因の候補を切り分ける確認手順と、対応を決める判断の目安を紹介します。

検索順位が下がったときは、まず状況を確認する

最初に確認したいのは、「何の順位が、いつと比べて下がったのか」です。

順位が下がったという情報だけでは、原因も、記事を修正する必要があるかも判断できないからです。

原因を確かめずに修正すると、問題のない部分まで変えてしまい、その後の変化も判断しにくくなります。

そのため、対象の記事や検索語、比較する期間をそろえて、順位がどう変わったかを確認しましょう。

また、検索結果に表示される回数や、記事へのクリックが減っているかも合わせて確認します。

順位以外の指標も見ることで、検索からの訪問への影響や、次に調べるべき点を整理できます。

Googleサーチコンソール(以下、GSC)を使うと、平均掲載順位・表示回数・クリック数・CTR(クリック率)を確認できます。

Google公式の指標説明も参考にしつつ、次の4指標を組み合わせて状況を確認しましょう。

指標確認すること
平均掲載順位記録された表示で、平均してどの位置に掲載されたか
表示回数検索結果に表示される機会が増えたか、減ったか
クリック数検索結果から記事へのクリックが増えたか、減ったか
CTR(クリック率)表示に対して、どの程度クリックされたか

順位が下がったという事実と、検索からの訪問が減ったという事実は、分けて確認します。

検索からの訪問は、順位だけでなく、検索結果に表示される回数や、表示されたときにクリックされる割合にも左右されるからです。

順位が下がってもクリック数が減っていない場合もあれば、順位が変わらなくてもクリック数が減る場合もあります。

検索結果への表示回数が減る場合と、クリック率が下がる場合に、クリック数が減る仕組みを示した図解。数値は説明用の架空の例。

そのため、順位の変化だけで訪問への影響を決めつけず、表示回数・クリック数・CTRも合わせて確認しましょう。

また、クリック数が少ない場合は、わずかな増減でも増減率が大きくなります。

短い期間の変化だけで、良くなった・悪くなったと判断しないようにしましょう。

Webuzzの実データで見るGSCを使った状況確認の例

Webuzzに掲載している「サーチコンソールでエラー発生!放置は危険?優先度と対処法」と、「キーワード調査ツールはこう使え!プロが教えるSEO対策の極意」の2記事について、GSCのページ別データを比較しました。

比較した期間は、2026年8月5日〜9月1日(以下、前期)と、9月2日〜9月29日(以下、直近)です。
どちらも28日間で、期間の長さをそろえています。

検索タイプは「ウェブ」で、各記事のURLを指定して集計しています。

国・デバイス・検索語では絞り込んでいない、ページ単位の比較です。

対象記事平均掲載順位:前期→直近表示回数の変化
サーチコンソールのエラー記事11.53→12.50約3分の1減少
キーワード調査ツール記事42.29→33.97半分以下に減少

平均掲載順位は、数値が小さいほど上位です。

エラー記事では平均順位が悪化し、表示回数も減っていました。

一方、キーワード調査ツール記事では平均順位が改善したものの、表示回数は減っていました。

この例から、平均順位が改善しても、検索結果に表示される機会が増えたとは限らないことが分かります。

平均掲載順位が改善しても表示回数が減る場合があり、両方を見比べることが大切だと示した挿絵

ただし、この比較だけでは、検索需要の減少やGoogleによる評価の変化が原因だとは判断できません。

原因の候補を絞り込むには、検索語ごとの順位や表示回数の変化を調べ、必要に応じて国・デバイス別の違いも確認する必要があります。

なお、比較期間中、順位下落への対策は行っていません。

ここで紹介したのは改善施策の効果ではなく、記事制作にあたって実際の検索データを確認した結果です。

検索順位が下がった原因の候補を切り分ける確認手順

ここからは、順位や表示回数の変化を見つけた読者が確認する手順です。

Webuzzの2記事について、以下の調査をすべて実施したという意味ではありません。

比較期間と絞り込み条件をそろえてデータを比較する

GSCの検索パフォーマンスで、同じ長さの期間を比較します。

今回と同じ前後28日間も一例ですが、季節性を調べる場合は前年同時期などを確認するとよいでしょう。

検索タイプ、ページ、検索語、国、デバイスの設定が違えば、数字の意味も変わります。

まずは次の条件を確認してください。

  • 比較する期間の日数がそろっているか
  • 同じページ・検索タイプを見ているか
  • 国・デバイス・検索語のフィルタが残っていないか
  • データが出そろっている期間を比較しているか

条件を記録しておくと、後から同じ比較を再現できます。

検索パフォーマンスの公式ヘルプも参照しながら、表示している対象を確認しましょう。

下がったページと検索語を絞る

サイト全体の平均だけでなく、ページ別・検索語別に変化を確認します。

特定の記事だけなのか、複数の記事で同じように減っているのかを分けましょう。

ページを指定したうえで検索語ごとに比較すると、どの語の表示回数や順位が変わったかを確認できます。

必要に応じて、国やデバイスでも絞り込みます。

ページ全体の平均順位の改善を、すべての検索語の改善と捉えないことがポイントです。

今回のように順位と表示回数が違う方向に動く場合は、表示される検索語や条件の構成も確認対象になります。

技術的な問題と変更履歴を確認する

記事の内容を見直しても、検索結果への掲載やページの閲覧を妨げる問題があれば、改善につながらない可能性があります。

そのため、記事を修正する前に、技術的な問題がないか、順位が下がる前に何か変更していないかを確認しましょう。

対象ページが正常に開けるか、検索結果に掲載したいページに意図しないnoindexが設定されていないかを確認します。

GSCのURL検査やページのインデックス登録レポートも、確認先になります。

記事のURL、タイトル、本文、テーマやプラグインの設定などを変更していた場合は、変更日と順位が下がった時期を照合しましょう。

ただし、変更日と下落日が近いだけでは、その変更が原因だと断定できません。

検索結果から急に見つからなくなった場合は、GSCの「手動による対策」や「セキュリティの問題」も確認します。

公式の更新情報と検索需要を確認する

順位や表示回数の減少は、自分の記事の変更だけでなく、Googleの更新や、検索する人の関心の変化によって起こる場合もあります。

そこで、サイトの外で起きた変化も調べ、原因の候補を絞り込みます。

検索ステータスダッシュボードでは、Googleが公表したアップデートの実施時期や、検索サービスの障害情報を確認できます。

順位が下がり始めた時期と重なっていないかを照合しましょう。

ただし、時期が重なっているだけでは、自分のサイトが影響を受けたとは断定できません。

更新情報の確認方法は、Webuzzの「Google『2026年8月スパムアップデート』の確認ポイント」でも紹介しています。

順位が維持・改善しているのに表示回数が減っている場合は、その検索語を調べる人自体が減っていないかも確認します。

Googleトレンドでは、検索語への関心が時期によってどう変わっているかを調べられます。

GSCの前年同時期のデータも合わせて見ると、毎年同じ時期に表示回数が減るような、季節による変化がないかを確認できます。

クリック率が下がった場合は検索結果の見え方を確認する

表示回数があまり変わらず、CTRが落ちている場合は、検索結果に表示されてもクリックされにくくなっている可能性があります。

対象の検索語で検索し、自分の記事のタイトルや説明文、競合ページ、広告などの配置を確認しましょう。

以前の記録があれば比較し、クリックされるまでの状況に変化がないかを調べます。

こうした確認方法は、Google公式の検索トラフィック減少の調査ガイドでも紹介されています。

修正する・経過を見る・判断を保留する目安

確認した結果をもとに、次の行動を選びます。

以下は状況によって変わる目安であり、順位の数値だけで対応を決める基準ではありません。

確認できた状況次の行動の目安
意図しないnoindexや、ページが開けない不具合が確認できた不具合を修正する
比較条件がそろい、明確な不具合はなく、短期的な変動と見られる次の確認日を決めて経過を見る
下落が続き、古い情報や検索意図とのずれが確認できた確認した問題に絞って改善する
平均順位は維持・改善しているが、表示回数が減っている検索需要や表示される検索語の変化を確認し、経過を見るか、判断を保留する
データが少ない、比較条件が違う、原因候補を確かめられていない判断を保留し、足りない情報を確認する
確認した状況に応じて、修正・経過観察・判断保留の3つの対応を選ぶ考え方

Webuzzのキーワード調査ツール記事は、平均順位が改善し、表示回数が減った行に当てはまります。

この段階で「内容が悪いから減った」と決めて、リライトに進む根拠はそろっていません。

一方、エラー記事も、平均順位と表示回数が悪化しただけでは、修正箇所までは決まりません。

今回の確認は、ページ単位の平均掲載順位と表示回数の比較までです。

原因の候補を絞り込むための追加調査はできていないため、表の「判断を保留し、足りない情報を確認する」に当てはまります。

どちらも、検索語ごとの変化や技術的な問題などを確認してから、対応を判断する必要があります。

経過を見る期間は、すべてのケースで同じではありません。

例えばGoogleは、コアアップデートに関連する変化を分析する際、更新の完了後1週間以上待って比較するよう案内しています。

これはコアアップデート後の分析についての案内であり、ページが開けないなどの不具合を放置する理由にはなりません。

Google公式のコアアップデートの説明を確認し、状況に合わせて判断しましょう。

対応後や経過観察中に記録しておきたいこと

経過を見る場合も、確認日と確認項目を決めておきます。

記録があれば、後から数字が変わったときに、前回と同じ条件で比べられます。

記録項目残す内容
対象ページURLと確認する検索語
比較条件期間、検索タイプ、国、デバイスなど
確認結果各指標の変化、確認できた問題、未確認のこと
対応修正した内容と日付、または判断を保留した理由
次回確認確認日と、次に見る指標・調査先

修正する場合は、「順位が下がったので全面的に書き直した」だけでなく、何の問題を直したかを残しましょう。

複数の変更をまとめて行うと、後の変化と個々の修正の関係を捉えにくくなります。

また、修正後に順位が上がっても、それだけで修正の効果が証明されたとは言えません。

変更内容と検索データを記録し、ほかの条件も含めて振り返ることが大切です。

検索順位が下がったら、状況を確認してから対応を決めよう

検索順位が下がったときは、すぐに記事を直す前に、比較条件とほかの指標を確認しましょう。

Webuzzの実データでも、平均順位が改善したのに、表示回数は減った記事がありました。

順位は状況を知る手がかりですが、それだけで原因や必要な対応は決まりません。

ページ・検索語ごとの変化を調べ、確認できた問題を修正するか、経過を見るか、判断を保留するかを選びましょう。

原因を確かめられていない段階では、分からないことを残したままで構いません。

確認結果と次の行動を記録することが、根拠を持ってWebサイトを改善するための一歩になります。

SEO担当 五条

この記事は、Webuzz編集部SEO担当の五条が執筆しました。 検索意図に沿ったキーワード選定や内部施策のノウハウを活かし、検索で正しく評価される記事作りを心がけています。
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五条

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